近年、ブランディングの手法として「香り」を取り入れることが試みられております。
臭覚は、五感の中で唯一感情に直接的に働きかけるといわれており、また、記憶中枢に働きかけるため、特定の香りをかいだ際に過去の記憶がよみがえるそうです。(日経BP netより引用)
「香り」がブランディングにどのように用いられているかというと、例えば、店内において、企業イメージに沿った「香り」を漂わせておくことによって、店を訪れた消費者に対して「香り」と店舗を関連付けたイメージを強く印象づけることができます。
また、別の場所において近い臭いを嗅いだ場合に店の「香り」を思い出し、この「香り」をきっかけにして店のことを思い出します。
金木犀の香りをかぐと、なんとなくトイレの芳香剤を連想する感覚が似ていますね。
このように、香りと関連付けることによって、消費者の感情に直接的に働きかけ自社の印象をより強いものとするブランディングを「ブランドセント(Brand Scent)」といいます。